僕はどうして君を好きになったんだろう

人を好きになるということ。

誰かの言葉に、誰かの笑顔に、誰かの仕草に、救われたと思うということ。

その瞬間にヒトは人を好きになるということに、やっと気づくことができた気がした。

趣味が違ってもいい、好きな本が、番組が違ったっていい、たとえ話せない程遠くにいたとしても。

その人がくれた何かを偶然受け取ることができて、自分を許して前を向くことができて、そのことに感謝することができる。それが好きになるということなのかもしれない。

今ある自分がその人のおかげであるということ。全身をかけて恩返しをしていく覚悟が、自分の存在意義になるということ。きっと消えることのない気持ち、それが運命という絆になっていくんだね。